鴨川ラボラトリー

鴨川ハルモニカの日日

ケンハモ誕生60周年。《news》

いかがお過ごしでしょうか。鴨ハモは、めっきり減ったライヴの数に調子が狂っちゃってます。しかたないですね。。パンデミックが収まるまで辛抱しつつ、みなさまの耳に触れていただける他の形をいろいろと考えているところです。新曲も書き溜めてます。もう少し待っててくださいね。

 

 

ところで!

鍵盤ハーモニカが誕生してから今年でちょうど60年だそうで。他ならぬ第一号は鈴木楽器製作所のメロディオン、この回(鍵盤ハーモニカを修理した話。 - 鴨川ラボラトリー)やこの回(鍵盤ハーモニカ研究その1《鴨ラボ》 - 鴨川ラボラトリー)でも記したようにメンバー二人とも超愛用してる楽器です。

 

そのメロディオン60周年を記念して、先日こんなポスターがリリースされました。なんとありがたいことに鴨川ハルモニカも掲載していただいております!

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鴨ハモはどこでしょう。探してみてくださいꙬ

 

特設サイト内の〈ケンハモアーティスト〉のページでもご紹介くださいました。つまり鴨ハモはついにスズキ公認ということでしょうか(ヤッター!)

www.suzuki-music.co.jp

 

それにしても記念モデルのメロディオン!欲しくなっちゃいますね。PRO-37はわれわれも大好きなシリーズです。前述の記事をご参照ください。笑

数量限定とのこと。ちなみに私ミケルはグリーンを狙ってます、、

 

 

というわけで、ケンハモにまつわる嬉しいご報告でした。

メロディオンについては他にもちょっと面白い話があるのですが、別の機会に。

それではまた、お元気で!

 

🦆 🦆 🦆 🎊

赤紫蘇ジュースとそのカクテル。《鴨ラボ》

8月の週末。両手に余るほどのフレッシュな赤紫蘇を買ってきたので、さっそく"しそジュース"を仕込むことに。

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 沸騰した鍋で15分ほど煮た赤紫蘇の葉は、すっかり緑色。

 

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笊で漉したら砂糖を加える。怖れずたっぷり!

甜菜糖とグラニュー糖をブレンドするのがポイント。本当はそれぞれ量が足りなかっただけですが。。

 

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砂糖が融けたところにクエン酸を投入するなり鮮やかな赤紫色に変化。素敵。

 

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そうして完成した赤紫蘇ジュース。ソーダで割ってひとくち飲めば、甘酸っぱくてなんとも爽やかな気分!

ここで、お酒が大好きな鴨ハモは当然ながら美味しいカクテルの研究を始めます。

 

⚗ 🦆

 

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熱帯夜にはウォッカソーダで。

カクテルベースに向かないとされるストリチナヤ(Столичная)を使ったけど、適度な苦味が加わってなんだか癖になる。

 

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よく晴れた日曜日のお昼はビールで割ってどうぞ!

おすすめはKALDIで安価に手に入れたベルギーの発泡酒、エンゲルヒェン(Engelchen)。缶を開けてそのまま飲むと少しもの足りないホワイトビールという感じだけど、薬草系のリキュールと合せることでなかなかどうしてよい働きをしてくれるので(鴨ハモはこれをビールの錬金術と呼んでいる)気に入って家に常備しているのです。さて作ったジュースとこのベースメタル(?)を1:4くらいの割合で雑ぜると、不思議なことにちょっと高級なフルーツビールみたいな風味に。ほんのりマゼンタの泡が浮かぶのもなんだか愉しい。

 

ちなみにノンアルコールなら、ミルクで割ったラッシー風のさっぱりしたドリンクも美味しいです。

みなさんも面白いレシピを見つけたら教えてくださいね。それでは、熱中症にお気をつけて。

 

🦆 🦆 🦆

雨の日に聴きたい曲《鴨ラボ》

きょうの京都は梅雨の晴れ間、暑い一日でした。とはいえもうしばらく雨の季節は続きそう。6月22日の鴨ラボ 第47回は、そんな今にぴったりの曲を鴨ハモの二人が選んでご紹介する放送でした。

 

(▲freshliveのアプリ内、fmGIGのチャンネル会員の方はアーカイヴ動画が視聴いただけます)

 

 

雨に唄えば - ジーン・ケリー

まずはこちら、ミュージカル映画最盛期を象徴するスタンダードナンバー。ですが、元はこの作品のために書かれた曲ではなかったんですね。

open.spotify.com

 

版画〜雨の庭〜

続いてドビュッシー辻井伸行さんの演奏を取り上げました。一音一音が粒立って美しい。

open.spotify.com

 

Here's That Rainy Day

部屋でのんびり窓の外の雨を眺めるならこの一曲。木管楽器としてのサックスの魅力を存分に味わえるポールデスモンドの演奏と、ビルエヴァンスのソロアルバムその名も『alone』のトラック1に収録されたテイクをどうぞ。

open.spotify.com

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梅雨色小唄 - 倉橋ヨエコ

uheyのおすすめ。学生時代に聴き込んだ想い出深い曲だとか。

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愛のCoda - キリンジ

キリンジの歌う雨にまつわる曲は数あれど、私ミケルの一推しは何といっても愛のコリーダ、、じゃなくて愛のコーダ。流暢なメロディが堪らなく気持ち良い!

open.spotify.com

 

Over the Rainbow

最後は鴨ハモによる演奏でお別れです。

来週もまた月曜よる9時にお会いしましょう!

鴨川ハルモニカでした。

 

🦆 🦆 🦆

 

紅白ジャズ合戦《鴨ラボ》

2019年最後のfmGIG『鴨川ラボラトリー』のテーマは【紅白ジャズ合戦】でした!

時代や場所の壁を取り払って、世界の名だたるジャズミュージシャンらが一堂に会する年末恒例番組……のプログラムを鴨ハモが勝手に考えました。

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あなたの考える「最強のプログラム」もぜひ教えてくださいね。。

では、みなさま良いお年をお迎えください!

 

🦆 🦆 🦆 ㊗️

fmGIG『鴨ハモの鴨ラボ』2019年8月〜10月の放送まとめ

11月になり、京都もずいぶん寒くなってまいりました。 紅葉のシーズンもそろそろですね。

 

ところで。

京都市交通局主催の「サブウェイフォーマーフェスティバル」をきっかけに佐々木清次さんにご推薦いただき実現したラジオ番組、fmGIG『鴨川ハルモニカの鴨川ラボラトリー』。“鴨ハモの鴨ラボ”の放送開始から3か月が経ちました。

しかしここ1、2か月の間に新たに鴨川ハルモニカを知ってくださった方も多くいらっしゃいます。(ありがとうございます!ようこそ!)せっかくアーカイヴの残る番組ですから、そんな皆さまにもぜひ過去の放送をご視聴いただきたい、ういうわけで番組のこれまでの3か月を一挙にまとめてみた記事でございます。

お聴き逃しの回はぜひfreshliveの無料アプリをダウンロードの上、このページのリンクからチェケラくださいませ。

 

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毎週月曜よる9時は、『鴨ハモの鴨ラボ』!音楽にまつわるあらゆることを、われわれ鴨川ハルモニカがじっくり研究する番組です。

 

2019年8月

 

★ep1「鴨川ハルモニカ」

初めましての自己紹介。

https://freshlive.tv/gigtvmix/270834

 

★ep2「鍵盤ハーモニカ」

鍵ハモ偏愛ばなし。この日はスタジオ収録でした。

https://freshlive.tv/gigtvmix/271040

 

★ep3「タップダンス」

 guest:華〜puspa〜(タップダンス)

世界チャンピオン姉妹をお迎えして生セッション!

https://freshlive.tv/gigtvmix/271237

 

★ep4「ジャズフルート」

 guest:安田直弘さん(フルート奏者)

フルートを使ったビートボックス、というマニアックな技も披露していただきました。

https://freshlive.tv/gigtvmix/271461

 

 

2019年9月

 

★ep5「ジャズスタンダード」

ジャズをちょっと身近に感じていただけたでしょうか?

https://freshlive.tv/gigtvmix/271680

 

★ep6「映画音楽」

 guest:松永侑さん(映画監督)

鴨ハモのミケルは映画音楽の作曲も手掛けています。映画における音楽の役割って何だろう?と考えてみました。

https://freshlive.tv/gigtvmix/271941

 

★ep7「カリンバ

 guest:木佐貫洋平LimbaTripさん(カリンバ奏者)

クロマチックカリンバの世界。木佐貫さんの「イントネーション研究」は要チェック!

https://freshlive.tv/gigtvmix/272133

 

★ep8「LIVE」

観客として、出演者として、、ライヴにまつわるいろんな想い出。

https://freshlive.tv/gigtvmix/272370

 

★ep9「おたより」

リスナーのみなさまからのメッセージに30分間たっぷりお応えしました。鴨ハモへのおたよりは、いつでも募集しております!

https://freshlive.tv/gigtvmix/272608

 

 

2019年10月

 

★ep10「日本酒とジャズ」

 guest:大谷航太さん(北川本家)、佐々木武治さん(蔵ジャズフェスティバル)

京都伏見の日本酒とジャズの祭典、蔵ジャズフェスティバルのお知らせ!それぞれお気に入りのお酒も発表しました。

https://freshlive.tv/gigtvmix/272821

 

★ep11「秋に聴きたい歌」

秋につい口遊みたくなる曲、ありませんか?

https://freshlive.tv/gigtvmix/273050

 

★ep12「楽器遍歴・前篇」

https://freshlive.tv/gigtvmix/273285

鴨ハモの二人がどうやって今の楽器に辿りついたのか、振り返ってみました。

 

★ep13「楽器遍歴・後篇」

ほぼ、uheyのキーボード遍歴。new gear 欲は尽きません。

https://freshlive.tv/gigtvmix/273522

 

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11月以降も、毎週月曜よる9時は#鴨ハモの鴨ラボ !

どうぞよろしくお願いいたします🦆🎧

 

ラジオで紹介したジャズスタンダード曲《鴨ラボ》

9/2(月) 放送のfmGIG『鴨川ハルモニカの鴨川ラボラトリー』にてご紹介したジャズスタンダード曲をまとめてみました。

 

番組の初めに二人で演奏したのが『Shiny Stockings』。

カウントベイシー楽団のSax奏者、フランクフォスター作曲のスウィングナンバー。元はビッグバンドの楽曲ですが、エラフィッツジェラルド作詞による“歌モノ”としてもよく知られています。

そのほかに「生まれたときからジャズだった曲」として紹介したのが、アートブレイキーの演奏が印象的な『Moanin』。漫画『坂道のアポロン』でもフィーチャーされています。

それからジョンコルトレーンの『Giant Steps』なんかもプレイヤーオリジナルのジャズの曲です。

 

一方、ミュージカルや映画の挿入歌として当時流行していた曲がカヴァーされて次第にジャズの定番となった曲。ジャズスタンダードとして20世紀半ばから長く親しまれる楽曲は、実はこちらのほうが多いかもしれません。

1940年公開のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌『星に願いを(When You Wish Upon A Star)』、同じくディズニーで1937年『白雪姫』の『いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)』。ともにビルエヴァンスの演奏が有名で、ジャムセッションでもよく演奏されます。

それから、元はミュージカル作品ですが1965年に映画化されて世界的にヒットしたサウンドオブミュージック』の『My Favorite Things』。(ジャズの文脈ではあまり演奏されませんが、『ドレミの歌』や『エーデルワイス』もこのミュージカルの挿入曲ですね)

『Moon River』はカポーティ原作の映画『ティファニーで朝食を』。オードリーが窓際で歌ってます。ジャズといえばこの曲、『枯葉』も映画のために書かれたシャンソンです。『酒とバラの日々』もワンフレーズ聴けばああ、と思い出すスタンダードナンバーでしょう!

 

様ざまなジャンルが交差して多様化する現代のジャズシーンですが、セッションの場でよく名前が挙がる曲、ビートルズの『Come Together』や『Yesterday』、スティーヴィーワンダー『Isn't She Lovely』、スティング『Englishman In New York』。彼らの歌も、もはやスタンダードと言えるかも。

自分の曲がいつかスタンダードになったらいいなあ、なんて思ってます。

 

というわけで、第5回の鴨ハモの鴨ラボ でした。来週も月曜夜9時にお会いしましょう!お楽しみに🦆🦆

 

 

 

 

 

 

鍵盤ハーモニカ研究その1《鴨ラボ》

 
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二人の「鍵ハモ」を集めると、こんなことになります。これでも世の鍵盤ハーモニカと呼ばれるもののごく一部なのですが、せっかくだからざっと紹介してみます。

 

 

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 △まずは、前回の記事にも登場したSUZUKI PRO-37 V2。
知る限り、生音で最も音量が出る鍵盤ハーモニカ。
表現の幅が広く、奏者の個性があらわれやすいとてもよい楽器です。

 

 

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△左:SUZUKI M-37/右:YAMAHA P-37D
国内大手二社それぞれのスタンダードなモデルのうち最も鍵盤数が多いもの(同等機種)。
スズキのは鍵盤深め、棘がないマットな音色。ステージでの演奏に十二分に耐えうる表現の幅を持つ。
ヤマハは鍵盤浅め。高音域の抜けがよく扱いやすい楽器。硬めのエスニックな音色で、チックコリアのSpainなんか吹くと最高です。ヤマハからは昨年「大人のピアニカ」なる上位機種も発売されています。

 

 

続いてはこちら、SUZUKIとHAMMONDのコラボレーションモデル。

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△左から PRO-44HP/PRO-44H/PRO-24B

いずれもピックアップ(マイク)を内蔵しておりライン出力が可能。
uheyの愛用する44HPは、大人数のバンドの中にあっても負けない華やかさ。
24B(バス)のみトーンノブ付き!その名の通り低い音域を持ち、チェットベイカーの歌声のようななんともアンニュイな魅力のある響きです。

 

 

 そしてそして番外編。

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 正確には鍵盤ハーモニカではなく「鍵盤リコーダー」、アンデス25FというモデルでこちらもSUZUKI製。素朴な笛の音。ひとつのキーにつきひとつ管が繋がった仕組みなので、笛なのに和音が鳴らせちゃいます。

 

もっと番外編。

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PRO37に似てるクッション。。

 

 

…… というわけで、鴨ハモの鍵ハモコレクションでした。

鍵盤ハーモニカを英語圏ではmelodica pianoと呼ぶようで、その由来ドイツHOHNER社の「メロディカ」も近いうちにぜひとも手に入れたいものです。あとスズキの総木製のW-37も良い吹き心地なんですよねえ〜、、収集欲、研究欲はまだまだ尽きそうにありません。

 

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