鍵盤ハーモニカ研究その1《鴨ラボ》
二人の「鍵ハモ」を集めると、こんなことになります。これでも世の鍵盤ハーモニカと呼ばれるもののごく一部なのですが、せっかくだからざっと紹介してみます。
△まずは、前回の記事にも登場したSUZUKI PRO-37 V2。
知る限り、生音で最も音量が出る鍵盤ハーモニカ。
表現の幅が広く、奏者の個性があらわれやすいとてもよい楽器です。
△左:SUZUKI M-37/右:YAMAHA P-37D
国内大手二社それぞれのスタンダードなモデルのうち最も鍵盤数が多いもの(同等機種)。
スズキのは鍵盤深め、棘がないマットな音色。ステージでの演奏に十二分に耐えうる表現の幅を持つ。
ヤマハは鍵盤浅め。高音域の抜けがよく扱いやすい楽器。硬めのエスニックな音色で、チックコリアのSpainなんか吹くと最高です。ヤマハからは昨年「大人のピアニカ」なる上位機種も発売されています。
続いてはこちら、SUZUKIとHAMMONDのコラボレーションモデル。
△左から PRO-44HP/PRO-44H/PRO-24B
いずれもピックアップ(マイク)を内蔵しておりライン出力が可能。
uheyの愛用する44HPは、大人数のバンドの中にあっても負けない華やかさ。
24B(バス)のみトーンノブ付き!その名の通り低い音域を持ち、チェットベイカーの歌声のようななんともアンニュイな魅力のある響きです。
そしてそして番外編。
正確には鍵盤ハーモニカではなく「鍵盤リコーダー」、アンデス25FというモデルでこちらもSUZUKI製。素朴な笛の音。ひとつのキーにつきひとつ管が繋がった仕組みなので、笛なのに和音が鳴らせちゃいます。
もっと番外編。
PRO37に似てるクッション。。
…… というわけで、鴨ハモの鍵ハモコレクションでした。
鍵盤ハーモニカを英語圏ではmelodica pianoと呼ぶようで、その由来ドイツHOHNER社の「メロディカ」も近いうちにぜひとも手に入れたいものです。あとスズキの総木製のW-37も良い吹き心地なんですよねえ〜、、収集欲、研究欲はまだまだ尽きそうにありません。
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