鴨川ラボラトリー

鴨川ハルモニカの日日

ラジオで紹介したジャズスタンダード曲《鴨ラボ》

9/2(月) 放送のfmGIG『鴨川ハルモニカの鴨川ラボラトリー』にてご紹介したジャズスタンダード曲をまとめてみました。

 

番組の初めに二人で演奏したのが『Shiny Stockings』。

カウントベイシー楽団のSax奏者、フランクフォスター作曲のスウィングナンバー。元はビッグバンドの楽曲ですが、エラフィッツジェラルド作詞による“歌モノ”としてもよく知られています。

そのほかに「生まれたときからジャズだった曲」として紹介したのが、アートブレイキーの演奏が印象的な『Moanin』。漫画『坂道のアポロン』でもフィーチャーされています。

それからジョンコルトレーンの『Giant Steps』なんかもプレイヤーオリジナルのジャズの曲です。

 

一方、ミュージカルや映画の挿入歌として当時流行していた曲がカヴァーされて次第にジャズの定番となった曲。ジャズスタンダードとして20世紀半ばから長く親しまれる楽曲は、実はこちらのほうが多いかもしれません。

1940年公開のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌『星に願いを(When You Wish Upon A Star)』、同じくディズニーで1937年『白雪姫』の『いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)』。ともにビルエヴァンスの演奏が有名で、ジャムセッションでもよく演奏されます。

それから、元はミュージカル作品ですが1965年に映画化されて世界的にヒットしたサウンドオブミュージック』の『My Favorite Things』。(ジャズの文脈ではあまり演奏されませんが、『ドレミの歌』や『エーデルワイス』もこのミュージカルの挿入曲ですね)

『Moon River』はカポーティ原作の映画『ティファニーで朝食を』。オードリーが窓際で歌ってます。ジャズといえばこの曲、『枯葉』も映画のために書かれたシャンソンです。『酒とバラの日々』もワンフレーズ聴けばああ、と思い出すスタンダードナンバーでしょう!

 

様ざまなジャンルが交差して多様化する現代のジャズシーンですが、セッションの場でよく名前が挙がる曲、ビートルズの『Come Together』や『Yesterday』、スティーヴィーワンダー『Isn't She Lovely』、スティング『Englishman In New York』。彼らの歌も、もはやスタンダードと言えるかも。

自分の曲がいつかスタンダードになったらいいなあ、なんて思ってます。

 

というわけで、第5回の鴨ハモの鴨ラボ でした。来週も月曜夜9時にお会いしましょう!お楽しみに🦆🦆